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第 6 章 図形のグループ化と合成
セクション 1 グループと合成図形
グループ化された図形と合成された図形では動作が異なります。作成した図形にどのような動作をさせるのかによって、図形をグループ化するか合成するかが決まります。
グループを使用する場合
- 複数のテキスト ブロックを含んだり、複数のスタイルや数式が適用される複雑な図形を作成するとき
- コンポーネント図形のユーザー定義数式を保持するとき
- ユーザーが複雑な図形内のサブ図形を選択して、修正できるようにするとき
合成図形を使用する場合
- コンポーネント図形を合成して、ユーザーが合成解除できない 1 つの図形にするとき
- グループよりも高速にユーザーの操作に反応する図形を作成するとき
- 条件に応じて表示または非表示にできる [図形座標] セクションのある図形を作成するとき
- 塗りつぶした中に透明な穴のある図形を作成するとき
グループの特性
- グループを解除して個々の図形を復元することができます。
- グループ単位で複数の図形をまとめて移動したりサイズを変更することができます。しかも、ユーザー定義数式などの個別の書式設定属性を保持することもできます。
- グループを構成する個々の図形に、異なるスタイルとテキスト書式を使用することができます。
- グループ内のコンポーネント図形は、個別に選択することも、直接移動したり、サイズ変更することもできます。
- コンポーネント図形にはそれぞれシェイプシートがありますが、グループにはこれらとは別に独自のシェイプシートがあります。
合成図形の特性
- 合成図形は、複数の [図形座標] セクションがある 1 つの シェイプシートで表されます。
- 合成図形は、コンポーネント図形のユーザー定義数式を上書きします。
- 合成図形は、テキスト ブロックと書式設定属性を 1 つしか持てません。
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