Visio® 2000 では、図面ソリューションの作成に役立つ共通のプラットフォームを用意しています。今回のリリースでは、新しいシェイプシート (ShapeSheet®) のセクション、行、セル、オートメーション オブジェクト、プロパティ、メソッド、イベントが追加され、より豊富なオプションを使ってソリューション用の要素の動作を定義できるようになりました。詳細は、Visio 製品付属のオンラインヘルプ「シェイプシート リファレンス」と「オートメーション リファレンス」を参照してください。
以下のツールと機能が新たに追加されました。
機能またはツール | 説明 |
---|---|
より複雑な描画のサポート | より多くの図形やより複雑な数式を使用した図面を作成できるようになりました。 |
Undo 機能の向上 | アドオン プログラムやユーザーが開発した外部プログラムと、Visio Undo マネージャが統合されました。 |
ウィンドウモデルの充実 | Visio フレーム内のホスト ウィンドウにアドオン プログラムや外部プログラムが表示できます。 |
Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) 6.0 のサポート | コード化やアプリケーション間の開発をより効率的に行うために、Microsoft Office 2000 と同バージョンの VBA を使用できるようになりました。VBA 6.0 には、Microsoft Visual Basic 6.0を使用してモードレス フォームや言語パリティなどをサポートする新機能が追加されました。 |
カスタマイズ可能なツールバー | ソリューションに応じてツールバーやメニューの表示や動作を変更して、よりカスタマイズされたソリューションを作成できます。 |
ライブ ダイナミクス表示 | 図形をドラッグすると、その操作に応じて図面がアップデートされます。この機能により、図面の変更がすぐに反映されます。 |
より豊富で効率的な図形座標 | NURBS 曲線、楕円、無限線などの新しい図形座標の種類を使用して、より効率的で簡潔なソリューションを作成できます。また、シェイプ インスタンスをマスタシェイプから継承できます。 |
図面のプロパティ | 図面に関連するセル内の図面全体のプロパティを維持、参照できます。 |
マスタシェイプのショートカット | ステンシル上のマスタシェイプにショートカットを追加して、ファイルの容量とマスタシェイプのメンテナンスのための時間を節約できます。ショートカットにはドロップ アクションを含むこともでき、各ショートカットのインスタンスをマスタシェイプとは異なるように動作または表示させることができます。 |
コンテナ間での相互参照 | 図面中のセルから別のセルを参照できます。図形は、図面のプロパティや図中のその他の図形、ページ、マスタシェイプ、スタイルのプロパティに基づいて動作します。 |
オブジェクトの均一性の向上 | ビットマップ、メタファイル、OLE オブジェクトなど、すべての図形を回転することができます。文字や図形座標をガイドやグループを含む図形に追加できます。 |
グループ機能の拡張 | 図形座標をグループに直接追加したり、3 つのグループの選択モード ([グループ図形を最初に選択]、[メンバー図形を最初に選択]、[グループ図形のみ]) から選択することができます。 |
ローカライズのサポートの向上 | オブジェクトにユニバーサル名を割り当て、図面には別の名前を割り当てると、使用している言語に関わらずソリューションに使用できます。 |
セルでの直接編集 | シェイプシート ウィンドウでセルをクリックすると、数式バーではなくセルに直接入力ができます。また、シェイプシート ウィンドウのコラムのサイズを変更すると、長い数式も表示できます。 |