第1話


 それは禁じられた恋ーーーー。
 月と地球は結ばれてはいけない。
 でも・・・・・・・・・・・。
 一緒にいたい。

 ・・・・そう願うのは許されないのですか?・・・・・・


『プリンセス?プリンセスー?』
 プリンセスは小高いきれいな丘の上にいた。
 悲しいことでもあったのだろう。寂しくなるといつもここに来るのだ。
『またここにいらしたのですね。アクア様がいらっしゃられていますよ?
 プリンセスにお会いになりたいそうです。会われてはいかがですか?』
 アクアとは将来プリンセスの伴侶となる人間。クィーンセレニティがセレニティことを思い選んだ相手だ。
『会いたくない・・・・・。』
 セレニティの中にはもうエンディミオンがいた。 
 しかし、王国以外の人間と『恋愛』をする事は禁じられていたため、まだ母親のクィーンにはその気持ちを伝えられていなかった。
『だめですよ。将来の伴侶となられる方なんですから。』
(プリンセス・・・・。あなたの心の中には本当に愛した方がいらっしゃるのですね。しかし・・・。)
『わかった。いくよ・・・。』
 プリンセスは作り笑顔で私の方を向いた。
 しかし本当はとてもつらかったのだろう。悲しいそうな表情が少し見えた。
 プリンセスはアクアのところに行くまで何かを考えているようだった。
 それはまるで一点を見つめたままの人形のような表情。いつもの笑顔が耐えない明るい少女の笑みはきえていた。なにか悲しいことが起きなければいいが・・・。そんなことを思いながらビーナスはアクアのところに急いだ
『初めましてプリンセス。お会い出来て光栄です。』
 アクアは王国を守る貴族の息子だった。なので礼儀も正しく上品だったが、それは王国の人間の前だけで素は人を馬鹿にすることが多く、それも貧乏人にはとてもひどい仕打ちを受けさせる男だった。なので国民からあまりいい噂は立てられず、国民の意見を尊重するセレニティは苦手な相手だったのだ。
『初めましてアクア様。私月の王国第一王女プリンセスセレニティと申します。以後お見知り置きを・・。』





***************あとがき*****************************************************

初めまして♪♪みなさま。
西田と申します。小説に初めてTRYしてみました。
至らない点もあるとは思いますがどうぞ
その辺は勘弁してやってください。m(_ _)m
そしてこんなへぼへぼ駄文をここまで読んでくださってありがとうございます。
このへぼへぼは第2話へと続きます。
次もよろしくお願いします。




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