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 編集後記

 

久し振りにこの取材のために私は鶴見線に乗りました。この線は東京から非常に近いのにもかかわらず、乗ったことがある人は非常に少ないと思います。何しろ工業地帯を走る電車で、沿線には工場以外何もないですから工場に勤める人以外、鶴見線にはなかなか縁はないでしょう。

 しかし、鉄道マニアなどの間で「都会の中のローカル線」といわれるくらい、鶴見線には何とも例えようのない世界、まさしく「鶴見線ワールド」 としか言いようのない世界がココにはあります。懐もそんなに痛める必要はないし、一度乗ってみてはどうでしょうか。車両はつまんなくなってしまっていますが。ちなみに私は鶴見線に最初に乗った時、国道駅のたたずまいにはまってしまい、飽きずに1時間半動かずにいました。それでは、今回の取材の話。

 鶴見駅についたのはとある平日の15時すぎ、鶴見線は日中20分間隔での運転ですので、次の発車は15時20分の海芝浦ゆきでした。当初は先に国道駅や浅野駅あたりに行ってから海芝浦駅に行こうと思っていたのですが、先に海芝浦からやっつけることにしました。

 今回、海芝浦に行くのは3回目でした。確か最初にいった時には御紹介した公園はまだありませんでした。本当にささやかな公園ですが、 鶴見線でしか来ることができない超穴場です。日中だと電車の折り返し時間が20分くらいあるので来た電車で帰ることも可能です。ただし行く時は1時間に1本しか来ないので気をつけて下さい。

 そのあと、浅野へ戻って扇町へ。途中の浜川崎ですこし停車するのを利用して浜川崎駅を撮影しました。扇町では都内に戻る切符を買おうとしたのですが、1000円札を入れてそれが戻ってこないまま故障してしまいました。終点扇町も無人駅です。従って切符無しで戻る電車に乗りました。途中の武蔵白石で下車して撮影、更に戻って国道駅で撮影してから鶴見駅へ戻りました。鶴見駅の乗り換え改札で自動券売機の故障を申告、鶴見線のこういったトラブル用に用意されている台帳に電話番号、氏名を書いて切符と1000円(正確には1000円から買った切符の代金をひいたおつり)をかえしてもらいました。 やはり無人駅だとこういう時なんだか利用する側にとっては煩雑ですね。

 

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