Monkey's AudioでのWAVファイル可逆圧縮
使ってみて便利だったツールがあるのでチョット紹介
可逆圧縮とはMP3のようにもとの音質には戻せない形式と違い、圧縮されたファイルを完全にもとの音質に戻す事が出来る技術です。
ZIPファイルやLHZファイルも同じような方法ですが、WAVEファイルの場合はZIPなどでは圧縮率が低いですが専用ソフトなので非常に高い効果を得られます。
Monkey's Audioの紹介
Monkey's Audioって言うツールなのですが、ここでダウンロードできます
http://www.monkeysaudio.com/
普通WAVファイルをZIPやLHZなどに圧縮してもたいして変わりないんですが、
ここで紹介するツールを使うと60%ぐらいまで圧縮できるので結構便利です
このツールは本来WAVファイルなどをMP3などにすると音質が悪くなるので 音質を下げないままファイルサイズを下げるために作られたもののようなので、 元のファイルを壊す事は無く、Winampにプラグインを入れることによって圧縮したままきく事も可能です。 もちろんこのアプリケーションで元に戻す事も可能。
Monkey's Audioがソフトウェアの名前でApe Audioがファイルの名前だと思われますが、どちらでもサルですね。
MP3等だと音質が悪い、WAVファイルを誰かにメール等で送りたいけれどサイズが大きくて圧縮しても変わらないので不便、 あまりきかないのだけど、訳があって消せないWAVファイルがあるなど、 WAVファイルの圧縮ツールとしても便利です
ここではMonkey's Audioのみ紹介しますが、他にもこう言ったものが存在するかもしれないです
Monkey's Audioの簡単な使い方
圧縮する場合
- まずはMonkey's Audio.exeを起動します
- サルのアイコンの所の文字がCompressになってることを確認、なっていない場合そのすぐ右の下向き三角をクリックしてCompressにしてください
- AddFileのアイコンをクリックしてファイルを選ぶか
アイコンが並んでいる下のFileNameなどと書いてあるリストの所にWAVファイルをドロップします
出来ていればリストに追加されます(複数可)
- 選び終わったら1のサルのアイコンをクリックすると圧縮が始まります
解凍?する場合
- 圧縮する場合の方の1番の所の右の三角をクリックしてそのなかからDecompressを選択
- AddFile、もしくはドロップで元に戻したい.apeファイルを選択する
- サルのアイコンをクリックしてDecompressを実行します。
同じ名前のファイルが既に存在する場合はOptionのIf Output File ExsistsでSkipするなどを選択します
APEファイルを聞く方法
付属のAPE Playerを開いて+のアイコンをクリック、APEファイルを選択後再生ボタンを押してください
Winampがインストールされている場合、これまた付属のAPEプラグインを入れるとWimampでもきく事が出来ます
ワンポイント
- クオリティを変えてCompressモード時の圧縮にかける時間をかえる事で圧縮率を上げたりする事が出来ます
アイコン的にはモード選択のとなり、NormalとかHighとか書いてあるところです高くするほど時間がかかりますが、その分圧縮率は高くなります
そのほかMP3などのように専用のIDタグをつけることや圧縮しなおすこと、ファイルの修正?っぽいことも出来ますので適当にいじってくださいな。
Monkey's Audioでのトラブル
- ファイルをWAVに戻せない
同じ名前のあるファイルがある場合、ディフォルトではスキップするようになっているので、同じ名前のファイルがある場所を変えるか、OptionのIf Output File Exsitsを変更してください。
また、新しいバージョンで作成したファイルは古いバージョンでは戻せません。必ず作ったバージョン以上で解凍するように
- Winampのプラグインが消えてしまった
OptionのInstall Winamp Plug-inでいれなおす事が出来ます
(Option→GeneralのWinampPluginインストールボタン)
- 起動しない
VBランタイムVer6以上が必要なようですので、Vectorなどで探してください
- 圧縮すると何も聞えない
WAVEファイルのビットレートが対応していない場合があります。
Monkey's Audioの他にもFLACというフリーの可逆圧縮技術や、最近のWindowsMediaでもこういった可逆圧縮の技術が含まれているそうです